【ひろしま美術館】「ピカソ 青の時代を超えて」展へ行ってきた
広島市はひろしま美術館でやっている「ピカソ 青の時代を超えて」展を見に行った。
この展覧会はひろしま美術館とポーラ美術館が、バルセロナ・ピカソ美術館の協力を得て共同開催する企画展。ひろしま美術館としては開館45周年記念企画でもあるそうで、かなり力の入った催しであるようだ。
いつもは常設のコレクションが展示されているあの円形の建物―――その各部屋に、たくさんのピカソ作品がずらり展示されている。なんとも豪勢(ちなみに常設のコレクションは、普段は特別展会場となっている別館の方に展示されていた)。時代ごとに絵画の作風はそれぞれ異なるのだが、それでも共通するピカソらしさのようなものは、どの時代の作品にもある。
自分的にはベラスケスの「ラス・メニーナス」に描かれたマルガリータ王女をピカソ流にアレンジした絵と、その隣に飾られていたシルヴェット・ダヴィットという女性の肖像画が気に入った。どちらもキュビスム的なデフォルメがされていながら、少女らしい清楚さや愛らしさがしっかりと有る。
さて、ひろしま美術館のカフェは特別展ごとにそれと関連した、あるいはそれをイメージした限定メニューが出るので、食べてきた。
ボカディージョ。「パンにスペイン産オリーブオイルをたっぷりひいて、スペインの生ハムとセミドライトマトを挟んだ」スペイン定番のサンドイッチだそうだ。パリッとしたパンの食感と、クニクニした生ハムの感触のコントラストがおもしろく、おいしい。付け合わせのサラダもよかった。