【居酒屋いっぷく平和通り店】獺祭の飲み比べとカキフライ、魚の天ぷら。おいしい日本酒と魚介が楽しめる居酒屋さん【周南市】
まだまだ寒いけれど出歩くすら苦痛、というほどではなくなったので、ぶらりと夜の街に出かけた。
とりあえず軽く何か食べねば気分も落ち着かぬ、というわけで、周南市は平和通りにある居酒屋「いっぷく」に入ってみた。
海鮮、和食系がメインの居酒屋さんである。
外に「獺祭飲めます」みたいな張り紙があり、それに惹かれた。
獺祭は山口県が誇る名酒だが、自分としてはほとんど飲んだこともなかった。試しにやってみようとなった。
メニューを見ると獺祭の飲み比べセットなるものがある。こりゃあいいと注文した。
まもなく届く。お米の見本とともに、以下のように分かりやすく配膳される。
さっそくちびちびと飲み比べてみよう。
どれにも共通するのは、リーズナブルな日本酒にありがちなネガティブな要素がほとんど見受けられない味であるということ。
例えば変な辛さであったり、甘ったるさであったり、くどさであったり―――そういったものがない。まさに水のごとし味わいだが、しかし水ではあり得ない、やはり日本酒の味、旨味はしっかりある。
精米歩合の低い方が―――つまり%の大きい方が―――やはり味が濃い。
45%はとてもフルーティ。そして甘い。39%、23%に向かうに従い、はその味わいがより洗練されていくが、23%になるとさすがにちょっと薄いかな? という印象になる。自分としては39%が、洗練さと旨みのバランスが取れ、いちばんおいしく感じた。
料理も紹介しよう。
お通しのマカロニサラダ。日本酒のおつまみとしてもおいしい。
大粒の牡蠣をしっかりとした衣であげたカキフライ。タルタルソースたっぷり、サラダもうまい。口内にほとばしる海のエキスがもたらす幸福。
魚の天ぷら。なんの魚だったかは失念してしまった(ノドグロ…だったかなぁ?)。もともとたっぷり脂の乗った魚を天ぷらにしたもので、サクサクの衣の下はトロトロ、コテコテで大変においしかった。
適度に酔っ払いお腹も満たし、満足。また日本酒と魚介が食べたくなったら訪れたいお店であった。