【椎の木】周南市にある老舗のBar。ザ・グレンリベット12年のウィスキーソーダとスプモーニ
ときおりバーへ行く。何をしに行くのか。もちろん酒を飲みに行くのだが、酒を飲むだけなら家でも飲める。別にバーのマスターやバーテンダー氏と積極的におしゃべりしたいわけでもない。
プロの手によるカクテルを楽しみたいというのもあるが、ちょっと非日常的でおしゃれな空間に1~2時間身を置きたい―――そんな気持ちから、バーへ行くのである。
このたびは周南市平和通りにある老舗バー「椎の木」へぶらり入ってみた。
お店は建物の2階で、入り口は大通りからちょっと細い道に入ったあたりにある。
店の名前が書かれたシンプルな看板がさりげなく出ている。暖かいオレンジ色の照明が入り口を照らしている。
階段を登ってすぐのところにドアがある。入る。ほどよい音量で、ジャズが流れている。王道的なバーテンダーといった服装をした、ダンディな初老のマスターが迎えてくれる。
カウンターといくつかのボックス席。ほどほどな広さのバーである。
カウンターに座ってまず頼んだのは銘柄おまかせでウィスキーソーダ。ザ・グレンリベット12年で作ってくれた。お通しのピーナッツも一緒だ。
ちびりちびりとやる。奥の方に甘みを有した、おだやかで上品なスパイシーさ。旨し。ピーナッツもポリポリと。
店には私の他に女性客がひとりいて、離れたカウンター席で、マスターとお酒談義をしている。それをジャズとともに何となく聴きつつ、店内をながめるともなくながめ、お酒を飲む。
カウンターの奥の棚には、様々なお酒がびっしりと、美しく並べられている。
さて二杯目。せっかくなのでカクテルにしよう。
スプモーニ。カンパリとトニックウォーター、グレープフルーツジュースによるカクテル。
これもおいしい。さわやかでしっかりした柑橘系の甘さの奥にある適度なほろ苦さ。泡のせいか、どこかクリーミーな印象もある。心身がリフレッシュするようなカクテルだ。
それこそ一気飲みしたくなるような飲みやすさとおいしさだが、それは堪えて、じっくりゆっくりと味わう。
飲み終わって…頃あいだ。良き時間を過ごせた。チャージ代含め¥2500くらいだったかな? 支払い、再び夜の街へとあてどなくさまよい出た。