【HERBIE】広島で最大級のCLUBに、平日の木曜日に入ってみた
音楽BARやCLUB風BARで、大音量の中きわめて内向的に酒と音を楽しむのが結構好きなのである。同じような楽しみを求め、広島市のCLUB「HERBIE」に行ってみた。
Contents
年齢確認と入店手続き
HERBIEは流川通りの比較的南の方にある。ビルの地下だ。降りていくと、スタッフさんがいて、まずは年齢確認を求められる。免許証かなにかを見せれば良いであろう。
続いては右手を出すように言われるので、その通りにすると黄色い紙テープを手首に巻かれる。その後は免許証を返却されるとともに店のマークが入ったカードを渡され、奥のフロントで会計をするよういわれる。
フロントへと行ってみて、さきほど貰ったカードを出すと回収される。カードの役割はこれだけだったようだ。それから入場料を¥1000(曜日やイベントによって異なる)払って入場した。
ダンスフロアの方へ行ってみると、ド派手な音とド派手な照明効果でSFの世界のようになっている。それはいいが、人はあんまりいない。私の他に、三人連れの男性客グループがいるだけである。
その日は木曜日であり(こちらのお店、木、金、土、日と祝日が営業日らしい)さらには夕方まで雨が降っていたこともあって、夜の街自体人がまばらであった。そのせいもあるだろう。
ある程度人がいた方が店の雰囲気等もわかりやすいのだろうが、まあいい。これはこれで、施設そのものやその設備をじっくり見学できる。
フロア内部を見学する
ダンスフロアにはいくつかテーブルと椅子が置かれてあって、お酒やドリンクを楽しめるようになっている。
DJブース。特別なイベントデーではなかったが、DJがプレイしている。何人かのDJが交代でやっているようで、女性のDJが担当することもあった。
ダンスフロア後ろの方には玉座のような椅子がある。空いているなら、座ってもいいようだ。
女性専用エリアもある。上の写真はその女性専用エリアのVIPスペースか何かなのだろうと思う。
フロアVIP。こちらの料金は2時間¥33000で、1席6名まで。シャンパン1本と人数分のレッドブル付きとのこと。
¥33000というとさすがにひよるが、6人連れで行ったなら1人当たり¥5500である。そこそこの居酒屋で2時間しっかり飲み食いしたらそれくらいにはなるだろうから、そう考えると“いうほどでもない”価格なのかも知れない。
CBDパインジュースを飲みながら音楽を聴く
さて飲み物のひとつでも頼むかと思っていると、こんな案内を見かけた。
ドリンクにCBDを入れてもらえるらしい。CBDは大麻の成分だが、違法なものではなく、心身をリラックスさせ、さまざまな健康効果も有している。
以前、CBD入りのVAPEなら吸ったことがあって、正直その効果のほどはよく分からなかったのだけれども、せっかくなので頼んでみることにした。
CBDシングル入りのパインジュース―――を注文しようとしたが、音がすごいので飲み物を頼むにも声を張り上げなくてはならず一苦労である。後になって、スマホのメモ帳で文章を作りそれを見せればよかったのだと思いついた。次回からはそうしよう。
ともあれできあがったのを飲んでみた。おいしいパインジュースである。CBDの効果は……やっぱりよく分からん。
さてそんなCBDパインジュースを飲んでいると、先に来ていた男性客が暇を持て余したらしく話しかけてきた。仕事か旅行か知らないが、はるばる埼玉より来られたそうだが、
「いやー、女の子いないですねー」
ときたものだ。こういう店に来る男性客の目的には、やはりそういう要素も多分に含まれるのであろう。
それにしても爆音の中である。ドリンク注文同様、ちょっとした会話を交わすにしても顔を近づけ声を張り上げねばならない。こんなしんどい思いをしながらわざわざ埒もない会話をするのは理解に苦しむが、話すために双方の物理的距離を近くせざるを得ないから、女の子を口説くにはそれなりに具合がいいのだそうな。ご苦労なことである。
やがて先に来ていた男性客は帰ってしまった。女が来る様子がないので場所を変えることにしたのだろう。それからちょっとして、二人連れの男性客がやってきた。その二人は席でビールを飲んでいたが、まもなくその姿は見えなくなった。ものの15分もいなかったと思う。こちらもまた、女がいないのでアテが外れたと立ち去ったものであろう。
私は2時間程度音楽を楽しんで過ごした。そのうちになんだか酔ったような気分になってきた。音と光に酔ったのかも知れないし、いまさらCBDが効いてきたのかも知れない。
退出することにした。今度は何かしらイベントのある日に来てみるとしよう。