【BAR ISHIMOTO】広島市銀山町のシガーバー。パルタガス・セリーD4をハイボールと共に
またバーで葉巻でも吸うかと思い、広島市中区銀山町にある「BAR ISHIMOTO CIGAR & WHISKY」というお店に行ってみた。
広島のシガーバーとしては、以前行った「BAR CEDAR」に続く2軒目である。
ごちゃごちゃカオスで賑やかな薬研堀通りの一画、フレンドリービルにこの店はある。
ビルのエレベーターに乗って6階へ。6階についてエレベーターの扉が開くとそこはすぐに店内である。エレベーターホールがあって扉があって、ではなくすぐ店内だ。
そして即座に、うむ、ここはシガーバーで間違いないなと覚知する。なんたって葉巻のやに臭さが店内に充満している。普通の喫煙可能バーではこうはならない。
店内はこじんまりとしていて、とても落ち着いた雰囲気の大人なバー。外の賑やかさとのギャップもあり、リラックスしつつもどこかで心身が引き締まる。
カウンター席で葉巻と、合いそうなウィスキーソーダを頼む。葉巻は出されたヒュミドールから、パルタガスのセリーD No.4を選んだ。
パルタガスのセリーD No.4。パルタガスらしいパワフルさ。クリーミーな旨みの中にあるスパイシーさと塩気。余韻にはフルーティな部分もある。太く、強いのに体感的にはマイルド。
ウィスキーソーダはグレンドロナック12年。
シェリー樽にこだわったフルーティなウィスキー。炭酸水と割られることでより甘く爽やかな印象となっている。
お通しのおつまみ。
カウンターの後ろにはボックス席もあり、チェ・ゲバラの絵が飾られている。
客は私ひとりしかいなかったので、マスターといろいろ話す。
やはり、最近のキューバ葉巻は不作だそうで、製造クオリティも落ちているのではないかとのこと。
私が頼んだパルタガスは問題なかったが、この頃ではロブストでもドローが悪いものがしばしば見受けられるそうだ。それは由々しきこと。キューバンシガーであっても、ロブスト以上の太さのものならドローは安心、と思っていたのだが、そうでもないらしい。
キューバ側で、葉巻の値上げも計画されており、特にコイーバやトリニダッドなどは段階を経て最終的に3倍くらいの価格になるのではないかという情報も得た。コイーバやトリニダッドが3倍となるとさすがにとんでもない価格となる。吸っておくならいまのうちなのかもしれない。
お酒がなくなったのでウィスキーソーダをおかわり。グレンリベット12年。スパイシーさもともなった、上品でおだやかな旨み。
こいつを飲み終わった頃、シガーもまた吸い終えどきとなったので、お暇することにした。いい葉巻とウィスキーが持つエネルギーをしっかり充填して、また夜の街をさすらうことにした。