【BAR CEDAR】広島でシガーとウィスキーを楽しむならこのお店。オヨのペティロブスト、ハイランドパーク12年とダルモア12年
ひさびさにBARで葉巻が吸いたくなったので、広島にシガーを取り扱った店はないかとネット検索してみた。
結構な数が出る。が、いわゆるオーセンティックバーで「シガーの取り扱いもある…らしい」くらいの情報も多く、明確に「葉巻あります。それが売りです」みたいな店は数件であった。
その数件の筆頭が「BAR CEDAR」。なんたって店名がシダーである。シダーとはヒマラヤスギのことで、その材木は葉巻を保管するヒュミドールや、葉巻の火をつける着火剤に使用される。
葉巻吸いにとってはお馴染みの“用語”であり、つまりは完全にそういうお店であろうから、行ってみた。
BAR CEDARは広島市中区袋町にある。表に看板が出ていて、そのすぐそばに階段があるのでそれを上がると入り口がある。
カウンター席で、まずは葉巻をオーダーした。オヨ・デ・モンテレイがあるかどうか確認したところペティロブストがあるという。
ペティロブストとは具合がいい。あちこちぶらつきたい飲み歩きの最中のこと、短めで、それほど喫煙時間が長くならない葉巻の方が好都合である。ロブストなら煙が出ない心配もほぼないし、なによりとてもおいしい葉巻だ。オーダーすることにした。
オヨ・デ・モンテレイのペティロブスト。カットの仕方を聞かれたのでフラットカットで頼む。カットし、丁寧に吸い口を刷毛で払い、着火して出してくれた。
ふかす。この銘柄はひさびさに吸ったがやはりうまい。高貴なクリーミーさの中にある複雑な旨み。スパイスー、バター、ナッツの風味。
こちらのバー、ウィスキーも自慢だそうである。飲み物は銘柄おすすめでウィスキーソーダを頼む。
ハイランドパーク12年のウィスキーソーダ。
スコットランド最北、オークニー諸島で作られるというシングルモルト。ヴァイキングの魂がこもったウィスキーとのことだ。味わいはまろやかで上品。かつ力強い旨み。
カウンター席の後方にはボックス席もある。連れがいる場合などはそちらでゆったりと過ごすごともできるだろう。
マスターは生まれは広島ではなく、岩国の人なのだそうだ。私の地元である周南(徳山)のこともよく知っていて、周南唯一(?)のシガー取り扱いバー「SALON」をはじめ、いろんな飲み屋のこともご存知だった。
最近はご時世のこともあるが、キューバの葉巻が不作だそうで、なかなか手に入りにくくなっているとか、そういう話もした。
最初のウィスキーソーダがなくなったので、別銘柄でおかわりを頼んだ。
ダルモア12年。シェリー樽由来の甘くフルーティなフレーバーが魅力とのこと。そのウィスキーソーダは、上質で爽やかな甘さと旨みが共存しあった味わい。
それを飲み終える頃にはシガーも吸い終わった。葉巻もお酒もじつにおいしく、なんともいい時間を過ごせた。