【北九州市立美術館】入口

 北九州市立美術館にてやっている「スコットランド国立美術館・美の巨匠たち」展を見るべく、電車で小倉まで行った。駅前からバスに乗り、美術館へと向かった。

スコットランド国立美術館展および常設展

【北九州市立美術館】「スコットランド国立美術館・美の巨匠たち」展

 スコットランド国立美術館は世界でも屈指の西洋絵画コレクションを誇る美術館。そこから作品を借り受けての本展は、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェなど、まさに古典の巨匠の名作揃い。ある種、手を合わせたくなるようなありがたさがある。

【北九州市立美術館】「スコットランド国立美術館・美の巨匠たち」展

 特に若き日のベラスケスが描いたという絵はまさに貴重。ベラスケスの絵を見られるというのは機会としても滅多にないことであるから、舐め回すようにガッツリ眺めた。

【北九州市立美術館】コレクション展。ひろがるイマジネーション

 特別展のあとはせっかくなので常設展も。「ひろがるイマジネーション」展と題し、見る者の想像力を刺激するような近代~現代美術を展示している。

 後半あたりに白髪一雄のアクションペインティング作品があり。大きな板の上にぐちゃぐちゃに塗ったくられた大量の絵の具。やはり白髪一雄作品は一味違う。なんだかわかんないけど凄い迫力だ。

 一番最後には地元の作家の作品を紹介するゲストルームなるコーナーがあって、写真撮影もOKとあったのでちょっと撮ってきた。

【北九州市立美術館】田中武。絶対に枯れない花

 ピックアップされていたのは北九州市出身、1982年生まれの美術家、田中武さん。

【北九州市立美術館】田中武。絶対に枯れない花

 ところどころにモザイクがかけられた、幻想的かつSF風な桜の絵。

分館へ。「祈り・藤原新也」展

【北九州市立美術館分館】「祈り・藤原新也」展

 ところで北九州市立美術館には分館があって、複合商業施設であるリバーウォーク北九州の一部にある。そこでやっている写真展「祈り・藤原新也」展も見てきた。

 インド、アジアの素朴かつ自然、かつ宗教的で哲学的な人々のありようを写した多くの写真があって、最近そちら方面への興味が強まっている私にはよかった。

【北九州市立美術館分館】「祈り・藤原新也」展。太陽の眼。恐山

 これは日本の写真だが恐山。いつか行ってみたい恐山。福島より北へは多分行ったことがないので、いずれ。